第24回いっせい配信
2024年3月20日(春分の日)に創作同人電子書籍の第24回「いっせい配信企画」=イベント名「創作同人2024年3月」が実施されます。この企画は配信する電子書籍ストアを問わず、作品を自主配信してる作家さんが配信日を揃えて、配信情報を互いに広め合うオンラインのイベントです。
「いっせい配信」企画は配信日より1〜2日の誤差内の期間(3月18日〜22日)は随時「飛び入り」可能です。まだ「電子書籍ストア」「電子データDLストア」で配信されていない自作のオリジナル作品があれば参加費無料、事前申請不要、「漫画」「小説」「イラスト集」「全年齢向け」「成人向け」等々のジャンルは不問なので、興味のある作家さんは企画サイトをご覧ください。
今回のいっせい配信では3月19日午前の時点では7人の作家さん&編者さんによる10作品がエントリーしています。
「まるかふぇ電書」の新刊は…
私(なかせよしみ)と砂虫さんの本を配信する「まるかふぇ電書」はあわせて現在、以下の4冊の本を配信します。
著者
砂虫 隼
発行年月日
紙書:2023年12月3日
内容:20p
価格:100円
容量:6.4MB
仕事帰りにぼんやりと一息つく時、漫画のネームを考える時に喫茶店に入る作者。たのむのはいつもアイスコーヒーかアイスラテ。そんな自分が喫茶店好きを語るのはおこがましい?いやいや、むしろそんなことを気にすることが喫茶店様に申し訳ない?…などとぼんやりしたコーヒータイムの妄想をする。 子供の頃からの思い出や時代による移り変わりでつづる喫茶店エッセイ漫画。 2023年12月COMITIA146にて「乱痴気事虫所」より発行の自主出版誌を電子書籍化。第24回いっせい配信「創作同人2024年3月」 参加作品。 (全年齢向け:本文モノクロ)
著者
砂虫 隼
発行年月日
紙書:2024年2月25日
内容:20p
価格:100円
容量:6.4MB
「ああ 生まれたてって感じで 愛しいな」
陶器は1200度以上の高温で焼かれて不純物はほぼ焼き払われる。窯出し仕立ての陶器はもっとも清潔なもの。窯出し前の陶器をゆっくり冷却すため少し開いた釜の扉からはにぎやかに涼しげな貫入音が聞こえる。 高校での講師仕事ついでに工芸室で陶器作りをかじらせてもらった作者。その作業工程とそれへの思いをつづる陶芸エッセイ漫画。 2024年2月COMITIA147にて「乱痴気事虫所」より発行の自主出版誌を電子書籍化。 第24回いっせい配信「創作同人2024年3月」 参加作品。(全年齢向け:本文モノクロ)
著者
発行年月日
電書:2024/3/20
紙書:2024/2/25
内容:18P
価格:0円
容量:6.9MB
「白票を投じるのでいいから」?
「考えが一番近い候補に入れる」?
『選挙』でよく言われている言葉のあれこれについて考察をまとめた小論文マンガ。 2024年2月開催のCOMITIA147にて「まるちぷるCAFE」より発行の自主出版誌を再構成して電子書籍化。第24回いっせい配信企画「創作同人2024年3月」参加作品。
著者
発行年月日
紙書:2023年12月31日
内容:33p
価格:100円
容量:5.6MB
「ちょき ちょき ちょき」
夜の眠りにつくと、うさみみさんの耳は伸びはじめる。うさみみさんの旦那さんは伸びた耳をハサミで刈り込む。 ちょっと奇妙だが幸せな毎日を過ごす「うさみみさん」と「旦那さん」の不条理な日常コメディ漫画シリーズ第1弾。サークル「メタパラダイム」より年刊発行の一般公募短編叙情マンガ集「ひとつ」にて連載のシリーズに描き下ろし作を加えて総集。2023年12月に開催のコミケット103にて「まるちぷるCAFE」より発行の自主出版誌を電子書籍化。第24回いっせい配信企画「創作同人2024年3月」参加作品。(全年齢向け:本文モノクロ)
一方で私の「選挙はなにがなんでも行くべきか?」は今年の2月のComitiaで出した本ですが、実験的なマンガでもあるので限られたストアから無料配信という形にしています。イベントで発表後はデータ登録まで猶予があったので、「読み易さ」を改善すべく一部を再構成しました。電子書籍は印刷と違って「偶数ページで作成しなければならない」とか「ページ数が増えると原価にひびく」といった問題はないので、意のむくままに作り直すことができました。
こちらのマンガは「いっせい配信」の時期にSNSで少しでも注目を集める方がいいので、直前の3月14日〜18日にかけてツイッター(現:X)で連載公開し、配信日の前日にまとめサイトでの披露も行いました。
togetter.com
実はまとめサイトに載せると、結構きつい目の批評がよくくるのですが、以前はよく言われていた「マンガとして読みにくい」という評を最近はとんと見なくなってることにちょっと胸をなでおろしていたりします。
ところで、この本のツイッター公開にあわせて実はKindle版は配信日の「誤差2日内」の18日に配信登録をしたのですが、「Kindel無料マンガ」ではどういうわけか配信開始日がその2日前の3月16日と表示されます。これは実は無料マンガのシステムができたころからあるKindleの謎な仕様ですが、なんでこんなエラーがおきて、なぜいつまでたっても修正されないのか、頭をかかえます。