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漫画家「なかせよしみ」がちょっとまとまった文章を公開するためのブログ

第24回いっせい配信企画「創作同人2024年3月」

第24回いっせい配信

2024年3月20日春分の日)に創作同人電子書籍の第24回「いっせい配信企画」=イベント名「創作同人2024年3月」が実施されます。この企画は配信する電子書籍ストアを問わず、作品を自主配信してる作家さんが配信日を揃えて、配信情報を互いに広め合うオンラインのイベントです。

 

https://64.media.tumblr.com/423950da036faf28e6c2778ac09df1eb/34c387cdb80bdac0-89/s540x810/0a9f6e14285f7603bdbd8af40841fa6b64dfd020.pnj

「いっせい配信」企画は配信日より1〜2日の誤差内の期間(3月18日〜22日)は随時「飛び入り」可能です。まだ「電子書籍ストア」「電子データDLストア」で配信されていない自作のオリジナル作品があれば参加費無料、事前申請不要、「漫画」「小説」「イラスト集」「全年齢向け」「成人向け」等々のジャンルは不問なので、興味のある作家さんは企画サイトをご覧ください。

今回のいっせい配信では3月19日午前の時点では7人の作家さん&編者さんによる10作品がエントリーしています。

「まるかふぇ電書」の新刊は…

私(なかせよしみ)と砂虫さんの本を配信する「まるかふぇ電書」はあわせて現在、以下の4冊の本を配信します。

砂虫さんの「茶店活」は喫茶店について昨年の12月、「もっとも清潔なもの」は陶芸について今年の2月にそれぞれComitiaで出された本。私の「うさみみロール1」は昨年の年末のコミケに出された本。すべて、早い目にデータがそろえて、「いっせい配信日」に間に合うようBLIC出版にも提出しましたので3月20日には100近くのストアのどれでも入手可能となります。
一方で私の「選挙はなにがなんでも行くべきか?」は今年の2月のComitiaで出した本ですが、実験的なマンガでもあるので限られたストアから無料配信という形にしています。イベントで発表後はデータ登録まで猶予があったので、「読み易さ」を改善すべく一部を再構成しました。電子書籍は印刷と違って「偶数ページで作成しなければならない」とか「ページ数が増えると原価にひびく」といった問題はないので、意のむくままに作り直すことができました。
こちらのマンガは「いっせい配信」の時期にSNSで少しでも注目を集める方がいいので、直前の3月14日〜18日にかけてツイッター(現:X)で連載公開し、配信日の前日にまとめサイトでの披露も行いました。

togetter.com

実はまとめサイトに載せると、結構きつい目の批評がよくくるのですが、以前はよく言われていた「マンガとして読みにくい」という評を最近はとんと見なくなってることにちょっと胸をなでおろしていたりします。

ところで、この本のツイッター公開にあわせて実はKindle版は配信日の「誤差2日内」の18日に配信登録をしたのですが、「Kindel無料マンガ」ではどういうわけか配信開始日がその2日前の3月16日と表示されます。これは実は無料マンガのシステムができたころからあるKindleの謎な仕様ですが、なんでこんなエラーがおきて、なぜいつまでたっても修正されないのか、頭をかかえます。