今年の1月に私が漫画原稿で修羅場ってる頃にamazonからメールが届きました。
前にこちらのBlogで2014年3月からKindleが「3MB以上のデータは最低価格は200円(199円)」というシステムに変更されたと書きましたが、その変更が解除され再び「最低価格99円」が設定可能なシステムに復帰した、というお知らせでした。
200ページ前後の漫画本が500円くらいの時代に、私が紙媒体で発行する本はせいぜい40ページ前後。イベントでの販売で買いに来る読者さんはこれを200〜400円でこの本を買っていって下さるけど、同人誌イベントに縁のない読者層はこの値段設定に理解は得られない。だから昨年100円販売が封じられたのはちょっと痛かったのですが、
どうやらKindle側も100円販売ができる方が日本では漫画市場が賑わうと判断した様子。ロイヤリティは35%になるけど、最低金額が99円に表記が変わるようになりました。しかも、笑ってしまうのは、他の国での設定は未だに最低金額2ドル止まりなのに、日本だけが99円に引き下げられている特異点になってるんですよね(^^;)。
そんなわけで、昨年、iBooks、Koboでは100円販売をはじめていたところ、Kindleでは見送っていた「漫画の先生 ep.1〜2」の販売を昨日はじめました。
漫画の先生 |
(2014/7/7発行) 「〆切は明後日の午後5時…。できね〜よ〜」 県立高校の「漫画表現」授業の非常勤講師でもある新人漫画家「響美晴」 彼女は今日も原稿と教職の間を駆け巡り、奮闘する。 2013年12月に自費出版誌を発行のシリーズ再始動(リブート)第一話。 「ひびきみはるの漫画講座」第1講(「起承転結」と物語演出)も収録。 |
内容:41p
価格:100円 チケット販売 |
漫画の先生 |
(2014/9/22発行) 「本の絵をかく人になりたかった…が 絵心が致命的になかった」 「漫画表現」授業を受講する生徒「新城ひなた」 自分の絵力(えぢから)の無さをなんとかしたい彼女だったが… 2013年5月に自費出版誌を発行のシリーズ再始動(リブート)第二話。 「ひびきみはるの漫画講座」第2講(「成長譚」と思考シフト)も収録。 |
内容:41p
価格:100円 チケット販売 |
これを機に私は他にもTech-matesシリーズや、まだ電子書籍化していない過去の本なども順次Kindleにリリースしていこうと思っています。また、創作同人誌の活動をされている他の作家さんもこれを機に電子書籍に乗り出して、Kindleをにぎわせてもらえたら、と願っています。