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漫画家「なかせよしみ」がちょっとまとまった文章を公開するためのブログ

第11回いっせい配信企画「創作同人2019年11月」

第11回いっせい配信

11月3日(文化の日)に第11回目の創作同人電子書籍の「いっせい配信企画」=「創作同人2019年11月」が実施されます。この企画は配信する電子書籍ストアを問わず、作品を自主配信してる作家さんが配信日を揃えて、配信情報を互いに広め合うオンラインのイベントです。

https://pbs.twimg.com/media/ECsgFgjUcAAae9B?format=jpg&name=900x900

 配信日にあわせて現時点で18人の作家さんによる25作品の予約購入および購入用チェック(お気に入り指定)が可能です。 

「まるかふぇ電書」の新刊は5冊

私(なかせよしみ)と砂虫さんの本を配信している「まるかふぇ電書」は今回あわせで5冊の本を配信します。

前回からの変化
前回の第10回いっせい配信が実施された7月には電子書籍ストアの「パブー」が閉鎖されるという情報があり、それにあわせて「まるかふぇ電書」も配信先の表示からパブーを減らし、代わりにDLSiteとBOOTHでの配信を増やしました。

その後「パブー」は別の会社が買い取って存続されることがきまり、さらにその後FANZAMelonbooksでの配信を増やしたのが今回です。ただ、実は砂虫さんの本については現在FANZAMelonbooksへの配信を増やしている途中で(1日1冊ずつ増やしていく方がストア内でのアピール力があがります)、「もぐもぐ」シリーズは11月3日まで全冊揃いますが、「竜飼い」シリーズのそちらでの配信にはもうしばらくかかりそうです。

多数ストアでの配信

「9つものストアに配信するのは大変な手間ではないか?」とお思いの人もいると思いますが、実は配信登録自体はそれほど大変ではありません。それぞれのストアで1〜2回、登録作業をすれば必要なデータのフォーマットや登録画面に書き込むべき情報はわかるので、あらかじめそれを用意すれば登録画面が指示する順に「アップロード」したり「カット&ペースト」したりで、ほとんど頭を使わずにできます。
むしろ、大変なのは登録した結果の情報管理。私の場合はその情報を以下の5種類のサイトとこのブログに掲載しているので、実は本日は1日その登録作業に費やされました。

いずれも配信情報の広報には必要なページながらかなりの作業量になってしまうので、こういう行事は年3度のくらいに止めてるくらいが賢明なのかもしれません。

電子書籍自主配信の動向

実は今回配信する「創作同人電子書籍のススメ2019」はKindleのインディーズ無料マンガに関する情報がいろいろ変化があり、当初は8月のコミティアで発行したものに大きく手を加える予定でした。

しかし、その後もいろいろ変遷があり、完全なアップツーデートの情報に修正するのは大掛かりになりすぎたため、本書は「現時点で嘘がない」レベルに訂正をとどめました。(まだ在庫がある紙本については訂正情報ペーパーを添付して販売しています。)

現在も状況が変わりつつあり、「電子書籍自主配信の現状」について来年の早い時期にまた一冊まとめ本を出したいと思っています。