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なかせっとHatena

漫画家「なかせよしみ」がちょっとまとまった文章を公開するためのブログ

「餅マンガ」企画の結果

1月8日に「餅マンガ」企画にあわせて砂虫さんの「もちもちのもち」および私の「餅がたり」を登録して1週間となりました。既に企画参加の方も数名が【期間限定、発売記念キャンペーン】の「99円販売」を終了されていますが、本日付でまるかふぇ電書でも販売額を定価の100円(税込)に修正させていだきました。

期間中お買い上げのみなさま、ありがとうございます。

 

企画参加の方々も全員ブログで売り上げの数値を公表されていますが…

 

「夜勤のグルメ~警備員は食事がお好き~」 衣鳩久哉 様、 サイトスロー 様

hisaya.org

 

「餅を斬れ!」 陽崎杜萌子 様

hizakitomoko.hatenablog.com

 

「輪廻転餅」 今木商事 様

imaking.hatenablog.com

 

「オーバーペイントRe:PAINT」 猪原 賽 様、 横島 一 様

iharadaisuke.hatenablog.com

 

らいすけいくcalm」 斉所 様

hunkotu.hatenablog.com

 

「謹製おもちばこ」 まり王 様

kyotogokuraku.blogspot.jp

 

 

多くの方にも参考になる数値かと思いますので、うちの数字も開示したいと思います。「まるかふぇ電書」は現時点で販売数は「もちもちのもち」が112冊「餅がたり」が343冊です。ただし、これはあくまで現時点の数字で、販売数は1月9日以降「もちもちのもち」は平均12冊/日、「餅がたり」は平均33冊/日で推移しており、99円→100円とした後も急な変化は出ていません。

 

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「餅がたり」は現在「まるかふぇ電書」で販売している29タイトルの電子書籍の中で3位の販売数にランクインしていますが、もしかすると4月末あたりに2位まで登る可能性もあるように思います。

 

これら2冊の販売は他の電子書籍タイトルにも波及し、既刊書籍もこの期間で普段の月平均の3倍以上の売り上げを記録しました。この企画で当方の活動に興味を持たれて扱っている本を全買いされた方も数名おられた模様で、大変ありがたいことです。

 

「餅がたり」と「もちもちのもち」の販売数の差異は何によって生じたかは特定できません。両者の広報展開上の違いは「餅がたり」は年末のコミケにあわせて作成および広報をはじめ、紙媒体でコミケで販売して、年内に予約販売を開始した(予約販売数は32冊)のに対して、「もちもちのもち」は企画ぎりぎりに完成、予約販売なしに8日に発売を開始(amazonの表記では「6日」になってますが間違いです)、紙媒体での販売は今月末のコミティアから、という点だけです。

 あるいは「情報マンガ」と「エッセイ漫画」というジャンル差によって生じた違いかもしれませんが、漫画作品の出来栄え的にはこの先の読者による書評などで状況は入れ替わることもあるように感じています。

 

今回の企画での販売数は参加したすべての本に数十冊〜数百冊の成果となったと言えますが、これは同人誌などの自主出版活動をされている方にはかなりインパクトのある数字ではないでしょうか?実際に「餅がたり」は年末のコミケで販売したのと同じ本がこの1週間で同数、Kindleで売れたわけなので「わずか半月でコミケが2回来た」と言っても差し支えないと思います。(ただし、一冊の単価は半分なので収益も半分以下。また数字の推移だけでは目の前の読者が買っていく感覚は得られません。)

 

ただ他方では、出版社の依頼で原稿を描く代替手段として電子書籍を考える場合は、今回の数字では一桁足りないというのも事実です。この問題は多分、今回の企画に参加の本の数が8冊でしたが、「これが80冊になることで解決する」というようなものではないと思います。

電子書籍の更なる普及を待つ必要があるのか、あるいは今回のような企画に更なるテコ入れが必要なのか、まだ課題は山積だと感じます。

 

いずれにせよ、今回の企画参加で貴重な経験を得られたのは間違いありません。

この場を借りて、企画を立てたきんどう様、および同様に企画に加わっていただきました、衣鳩久哉様、 サイトスロー様、陽崎杜萌子様、今木商事様、猪原 賽様、 横島 一様、内海まりお様、斉所様にあつく御礼申し上げます。

ありがとうございます。

 

斉所様には今月末のコミティアで内海まりお様には5月の関西コミティアで挨拶に伺えると思いますが、お会いするのが楽しみです。