基本的に電子書籍関連のお話を書いているこのブログですが、
今回はちょっとコミケの話。
今年も年末の東京ビッグサイトにて3日間開催されるコミックマーケットですが、その最終日の12月31日に私、なかせよしみもサークル「まるちぷるCAFE」で東3ホールの「ウ−01a」のスペースに入ります。 当日の新刊として出します本がこちらです。
「餅がたり」
「餅は農産物。餅はでんぷん質。餅は食文化。そして餅はおいしい。」知ってるようで知らない(かもしれない)餅にまつわるお話。4つのエピソードでつづる「餅」四方山話の「餅」漫画読本。
コミケやコミティアでいくつかのシリーズものを出している私でが、今回は急遽に書き上げた 単発読切の作品です。実はこの本は、電子書籍まとめサイト「きんどうどうでしょう」のきんどう氏主催によるこちらの「餅マンガ企画」用に作成しました。
電子書籍の良い点は売り手がいつでも好きな出版でき、いつまでも電子ストアの店頭にて陳列を続けられること。買い手は面白そうと思った本をそう思った時点で購入できること。しかし、ややもすればこれは具体的な購入のタイミングを逸してしまう弱点です。興味をひかれ「そのうちに購入しよう」と思って一度見送った本を「逆にいつ買えばいいのかわからない」と未だ購入せず仕舞いな読者さんも多いのではないでしょうか。
町の本屋では配本された翌月には多くの本が次の配本のために棚を明け渡すので、買うチャンスが限定されます。電子書籍の方でも「この本は今買って読んでみるべき」という気にさせる「祭り」をなんらか創生しなければならないなぁ、と私も思っていたところ、
ちょうど、きんどうさんがこの企画を立ち上げたので、私も「渡りに船」と乗っかった次第でした。
そんなわけで、この「餅がたり」は年末のコミケ販売の後の明けて2016年1月8日よりKindleにて「99円」で販売します。(他のストアとの連携の都合上、一週間後には価格は100円となります)。紙版発行から電子書籍発行までの期間がいままで一番早いので、なんでしたらコミケでは購入を見合わせて電子で購入するのも一つの手です。
あるいは逆に同じ本を電子媒体と紙媒体双方で購入して比較するために、あえて年末のコミケ会場に足を運ぶのも一興かもしれません。
(余談ですが、今回のお隣の「ウ−01b」はお笑いタレントで4コマ漫画誌でも執筆されている天津向さんです(^^;))
ちなみにこの「餅マンガ企画」には私の嫁さん、サークル「乱痴気事虫所」の砂虫隼も参加予定です。こちらは1月8日に電子書籍でリリース、その後の1月31日のComitia115にて紙書籍で販売という予定になっています。
二つの電子書籍の各ストア販売ページの紹介は2016年の冒頭にまたこちらのブログにて紹介します。