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漫画家「なかせよしみ」がちょっとまとまった文章を公開するためのブログ

「漫画の先生 」の前シリーズを電子書籍化しました

2005年と2006年に私、なかせよしみが創作同人誌で発表した「漫画の先生」シリーズ

…この読み切り2話は一時期pixivでも閲覧できるようにしていましたが、

先日、2010年に同人発表の番外編を含めた総集編「漫画の先生 〜2010」として

電子書籍版をリリースしました。

 

まずはKindleに登録で、しばらくここの専売ですが

Kindle専売の場合に使える5日間の無料キャンペーンを一気に使ったので

2月14日午後5時頃〜19日午後5時頃の間は無料で入手できます。

以降の定価は150円です。

漫画の先生 〜2010

漫画の先生 〜2010

 

 Kindle専用端末を持っていない方でも、iOS機器(iPhone,iPad,iPod touch)や

アンドロイド機器で無料の「Kindleアプリ」使って読めます。

 

ちなみに、この時期に電子書籍化に踏み切った理由は二つほどあります。一つは昨年末2013年の冬のコミケにこの「漫画の先生」シリーズをリブート(再始動)再開させたこと。

「漫画の先生ep1.」/「なかせよしみ」の漫画 [pixiv]

 新たに第一話から書直している理由はいろいろあるのですが、一番大きい理由は主人公「響美晴」のファッション。実は2005年頃は私はまだ結婚前で、女性の服装へのこだわりについてあまり分かっていませんでした。そこで、当時のセンスで描きやすい服装と髪型でキャラ設定をしたのですが、結婚後、嫁さんの買い物などにつきあっていると、年を経るごとに「このファッションはないわ〜」と思えてきたのでした。

そんな中で、このシリーズの続投のリクエストは即売会に寄せられ、同時に自分としてもこの設定で書きたい内容が増えて来たため、再開する際に思い切ってキャラを作り直して描くことにしたのでした。新キャラのデザインは嫁さんにお願いしましたところ、前デザインのイメージを継承した新「響美晴」ができました。

そして、この新シリーズの発表を契機に、前シリーズを総括しておこうと思い立ち、新シリーズの冊子には電子化の前予告も書いておきました。ただ、年末から2月のコミティアまでは忙しいのは分かっていたので電子化発表の具体的時期は不定としていました。

 

そんなわけで2月のコミティアが終了後にいそいそと電子書籍化の作業をはじめたのですが、困ったことにこの作業には〆切がない。表紙画像を描いていても際限がない。いつまでに仕上げるべきという目処がないので、延々とこちゃこちゃ塗り込み続けていました。

そんな中で、発見した〆切目標が実はこちらでした。

          ↓

「あなたが書店員だったら売りたいKDP本はどれですか?」KDP作品一斉無料キャンペーンの発展形「2月のきんどう賞」を2月14〜16日で実施します #きんどう賞

 昨年、私がKindle電子書籍を本格的に出し始めた頃からちょくちょくお世話になっていたKindleコンテンツ紹介サイトの「きんどるどうでしょう」さんの主催で「一斉に無料キャンペーンを行ってエントリーするコンテスト」みたいな新企画。

 

もとより、私も電子書籍を出す際にはまずはKindle専売にして、その際使える5日間の無料キャンペーン制度を真っ先に全部使い切るのが「電子書籍販売には効果的」という考えでした。その期間をこの企画にあてれば更に効果的だと思い、これをこの時期に電子書籍化に踏み切るための第2の理由としました。

 

そんなわけで、この「漫画の先生 〜2010」は「きんどう賞」のエントリー作品ともなります。興味のある方は、是非そちら方面も見てみて下さい。